靴の輪郭となる箇所であるコバ。
靴のパーツの中でも歩行時に一番ぶつけやすく、色抜けや傷みが顕著な部分です。
乾燥して色あせていたり、傷んでいたりすると、靴そのものの印象がぼんやりとしたものになってしまいます。

革でできているコバには、通常の表革用のクリームを使用することも可能です。
しかし、コバに使われる皮革は靴の表面に使用されている皮革よりも厚く、繊維の密度が高い場合がほとんどです。
コバ専用のケア用品をを使用していただくと保革・補色をよりしっかりと行うことができます。

革コバ専用のケア用品は、大きく分けますと、
・コバインク（またはコバインキ）
・クリームタイプ
・ペンタイプ
のものなどが販売されています。

一般的に、修理屋でも使われているのがインクタイプ、保革も行うのであればクリームタイプ、細かい部分や薄いコバに使いやすいのがペンタイプです。

コバが合成ゴムでできている場合はクリームタイプは浸透・定着しないため、合成ゴムに対応したインクタイプ、ペンタイプのケア用品をお選びください。