Q.コードバン靴が雨のしずくで点々と無数のシミに・・・。自分で対処できるのでしょうか?

A.コードバンの雨シミは確かによくできてしまいますね。

ご自分で対処するとのお問い合わせですが、コードバン革の特性を理解して対応すれば、それほど難しいことではありません。

まずコードバン革についてですが、ご存知の通り馬のお尻の部分を使用している革です。
本当はスエードの様に毛羽立っているのですが、油やロウ等をしみこませながらローラーで表面を潰して表面を平らにし革をつくります。

雨に濡れるとフラットに潰されている表面が水分でフワッとしてしまうため、水滴のシミのようなものができてしまうのです。

よってコードバンに水滴の雨シミができた時は、まずステインリムーバーなど水性のクリーナーか、タオルなどでの水拭き(シミがひどい時や塩吹きしている時は軽くサドルソープを使って)をごくごく軽く使用してシミをぼかします。
<※強力に濡らし過ぎないようご注意を!>

水やステインリムーバーを使用すれば、当然光沢がなくなりますので、M.モゥブレィ コードバンクリームレノベーターをしっかりとすり込んで、念入りにブラッシング。
最後に仕上げで(ここがポイントです!)表面をつぶすようにして、柔らかい布で、平らにしていきます。

この簡単な理屈さえ分かっていれば、それほど難しいことはありません。
あとは慣れだけですので、是非お試し下さい。

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