ムートンブーツのお話
「ムートンブーツのお手入れ方法を教えてください。」
「ムートンブーツってケアできるのですか・・?」 など
秋が深まるにつれて、ムートンブーツに関するお問い合わせが
多くなってきました。
ムートンブーツってどんなブーツ?
実際に、街では今年もムートンブーツを履いた女性が目立ちます。
数年前にはじめてムートンブーツを目にした時は、
『ボテッとした形の一見変わったブーツ』だと思いましたが、
目が慣れてきたせいか(笑)今では見た目もかわいらしく、
すっかり冬の定番アイテムとなりました。
そこで今回は冬の新定番“ムートンブーツ”についてお話いたします。
ムートンブーツとは、羊の革をスエード状に起毛していて、
靴底はラバーでフラットなヒールの無いブーツのことを指します。
UGG(アグ)、EMU(エミュー)、MINNETONKA(ミネトンカ)などのブランドが
有名ですが、共通して言えるのは、表面の素材はムートンではなく、
あくまでシープレザーのスエードです。
そのため“シープスキンブーツ”とも呼ばれています。
このブーツは、オーストラリアの発祥で、
その後アメリカの女優やセレブなどが愛用したことからブームに火がつきました。
ムートンブーツの正しいお手入れ方法
表面はシープスキンのスエードだけあって大変繊細ですが、
お手入れ方法はスエードのお手入れ方法に準じます。
但し、毛がとても細く繊細なため、ブラッシングにはスポンジ状のゴム型ブラシ
「ラテックス&スプラッシュブラシ」を使用します。
毛に与えるダメージを最小限に抑えながら、汚れをしっかりとゴムに吸着させることができます。
ブラッシング後にスポンジに若干色が還ってきますので、ブーツを数色持っている場合は、色別に揃えていただくのがおすすめです。
ブラッシングでも落ちない汚れは、
「M.モゥブレィ スエードクリーナー」を布にとり、
拭き取って下さい。その後、仕上げで
「M.モゥブレィ スエードカラーフレッシュ」をブーツ全体にスプレーします。
これにより、皮革に栄養を与えて、色を鮮やかに保つことができるのです。さらに、汚れや雨からブーツを守りながら、シープスエード素材の持つふわふわ感を維持し、退色を予防します。
もしも色アセしてしまったら・・・
そして、色アセしてしまったシープスエードのブーツですが、実はそれほど手間をかけずに補色することができます。
まずスプラッシュブラシでブラッシングし、次に「FAMACO スエードカラーダイムリキッド」を全体的に塗り込んでいきます。
一般的には、起毛皮革素材を補色する場合、スエード用のスプレーが思い浮かぶと思います。
しかし、スプレータイプは作業の際にマスキング(塗りたくない部分を隠す)したり、
新聞紙などを床に敷き詰めたりかなり手間がかかり、簡単そうなイメージとは裏腹に悪戦苦闘必至です。
それに対して、スポンジ付きの液体タイプであるフレッシュリキッドは、周囲に飛散しないので使いやすく、さらに、表面にふき付けるだけのスプレーとは違い、先端のスポンジでスエードの毛と皮革本体をしっかりと染めることができるので、初めての人でも美しく仕上げることが可能です。
また、ブーツ内部は保温性の良さの反面で、ムレやすくブーツの中の除菌、消臭が必要です。ブーツを脱いだ時は「M.モゥブレィ ナチュラルフレッシュナー」を使用して、
除湿、乾燥剤を入れて保管すれば、すっきりと清潔に保つことができます。
難しいと思われているムートンブーツのケアと保管ですが、シンプルなケアできれいに長持ちさせ、快適に履くことができます。
R&Dのケア用品を駆使して、この冬もムートンブーツファッションを楽しみながら快適にお過ごし下さい。
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スエードのお手入れ方法のご紹介